三峯神社 奥宮登拝
その日三峯神社の参拝を終えたのは16:00
明るいとはいえ真夏の夕方。霧も少しづつ濃くなる。奥宮へ登拝するかどうか迷う時間帯で
ハイペースで登れば片道30分ぐらい?
往復1時間か。次はいつ来れるのだろうか?
迷いが生じた。
そもそも
コロナ禍にて登山も随分していない。
整備された山道、標高差300M、知った道のり
迷う事もないのだが、本来山に入るべき
時間帯でないのは分かってる。遥拝所から見た奥宮付近
登りたいという気持ちに負けて
向かいました。(←ダメですね)
皆様はそんな事をどうかしないで下さいね。
此方には熊などの動物もいます。短い距離ですが私も毎回必ず登山届けは記入します。
この日は自分が最後だと思いました。
そんな訳でハイペースにて三の鳥居まで
呼吸も荒くなりました。
時折見かける大破した
木々。落雷?大風?自然の脅威
光と霧が揺らめき静寂の中、美しさと同時に恐一抹の恐怖という感情も並立してるのを実感する。
昨年は大きなお猿さんがトコトコと
鳥居を横切って行ったのを思いだす。
山中には今のところ自分のみ。湿気を帯びた土の臭い、木々の香り、少しでも獣臭かったら下山する予定だった。
四の鳥居(奥宮)と書かれたこの辺からの空気感がいつ来ても素晴らしい。
コレをご神気と呼ばすに
なんと言うのか?
此処は毎回狭い箇所だねと思う
やがて鎖場を越え奥宮到着
展望は良くないがこの場に1人という贅沢空間
天気が良くない方が僕は寧ろ好きかも。幽玄で厳かな奥宮と御山にいつも感激する。
先程購入したお酒を奉納し祝詞を奏上
させて頂いた。(勿論持って帰ります)
此方に今年も無事辿り着いた。
感謝を述べてると1人静かに登って来られた。20代くらいの男性で挨拶をしても俯き気味。バックパックから軽食を取り出していらしたのでこの贅沢な1人の空間をお譲りしようと私は再度挨拶をして下山開始。
人が居ないのを良い事に大きな声で祝詞を
奏上していて、登ったらメッチャイカチーのが居たらそりゃ微妙な空気になるわなーと(苦笑)
トレッキングシューズの新調が間に合わず
ソレ風の靴で登ったのだが、
ソールがダメダメで降りは足元が滑る滑る!(汗)
なのでゆっくり写真を撮りながら降りてると
先程の男性が足早に降りてきた。私は道を譲って好きなポイントをチェックしながら降りてました。
何度か滑ってコケましたが足首をグリっとする事もなく無事下山。ニの鳥居辺りまで来ると名残り惜しくなる。猛烈に寂しくなるのだ。
この御山は霊山で狼の眷属神が山中で我々登拝者の無事を守って下さってるそうだ。
そんな気配を感じつつ(多分)
次回の登山の約束をして来る事にしている。
駐車場に到着したのは17時ぐらいだった。
参拝者やドライブの人々達も続々と。
ふと鳥居を振り返りかえれば無人の鳥居
*
三峯神社を後にするとき、そう言えば
今年は山で動物を見なかったなぁと思って
いた。最初は鹿、キョン?、猿。
出来れば熊や猪以外で頼みたいw そんな折
更に車で山を降りると突然!猿の群れに
遭遇した。大小10数匹ぐらいで道で逃げる事もなく両端でのんびり寛いでいた!ホンワカと停車して数分眺めてました。
神域からは離れているけれど滅多にない癒しの時間を下さった神様に感謝した。
てかさ、群れのど真ん中って(笑)