箱根元宮
2020年初春
伊勢に行こうと年明けから調整していたのですが連休が上手く取れずに頓挫してました。
行ける場所も限られるわけで、まして春一番が吹く予報となると長年波乗りをやっている私としては後ろ髪を引かれつつ地元を離れられません。
伊豆か箱根か?とにかく海に近いところ。
ウネリ的に伊豆と決断し板とウエットを積んで出かけてみたものの、小田原を過ぎた辺りで衝動的に箱根に向かいたくなり気がつけば山を登ってました。
妻はビックリ!「いいの?」
時々こんな事あります(涙) 意思とは猛烈に反して自分でもわからないのですけども。まぁそんな時はその流れに身を任すのが一番面白いというのも経験上分かってます。
平日という事も有り数十分で箱根園に到着。そこから駒ヶ岳ロープウェイにて登拝。
富士山が素晴らしい。
頂上へ到着すると外国人グループと日本人数名。なんか彼らメチャクチャ薄着なんですけどw
どうか旅の間に風邪引かないと良いなーと願いました。暖冬とはいえ標高1300m級の駒ヶ岳の頂上ですからね、風はとても強く寒いのです。
山頂には高い木が生えておらず広陵とした
熊笹の丘は黄緑色でした。遮るものものの無い空間に赤いお社が見えます。
蒼い空も助けて幻想的
新緑の頃は美しいでしょうね。けど
寒い冬だから雪冠の富士も楽しめるんですが
歩いていくとやがて!
里宮も良いけどやはり山の社殿って
好きだなぁと。
手前の岩は多分古代の磐座
お賽銭が狛犬の頭上に山盛りに乗せられてましてたので一言申し上げて失礼ながら退かせて下ろし差し上げました。そもそも狛犬様の御身体に触れるのも憚れるのですが(神使様ですので)
乗せるのは更に良くないかなと。
で、少し雰囲気明るくなりました。
(の様な気がしただけです)
さて拝殿にて。お参りさせて頂きました。
平日ですので宮司さまは不在です。
ここが神殿でないのは古来より正面の神山を御神体として拝するのからとの事。
西部グループの祖 堤康二郎さん寄付による再建のお社です。右奥には近づけませんが山のお社的な祠が有りました。
別日に箱根の御山を別アングルから撮影。下の山画像の超右端が駒ヶ岳、対をなす神山は正面、ポコっと尖ってるのは冠岳、左の白いのは大涌谷周辺です。箱根は忘れがちですが活火山なのですね。
拝殿横には古代祭祀場です。
古代の人々は何を願ったのでしょうか?
生きる事、天気、食、人間関係、仕事.恋
それは現代に至るまで人間の願いとは然程
変わらないと思うのです。
標高100m違いですが県内の霊山大山阿夫利の山頂にも縄文土器の出土があったそうです。
地形は異なるとはいえ古代の凄さよ。
神を拝する御山に楽にロープウェイで登拝できるこの時代に感謝です。自然の風に包まれてるとそれだけで穢れを払ってくれてる気がするのは私だけでしょうか?
ハイキングコースはここ数年の火山ガス
や災害による影響にて何らかの規制されてるようです。登山される方は事前にご確認下さいね。
箱根には龍神の伝説が
有ります。
山頂を優雅に泳いでいるのでしょうか?