諏訪大社 下社春宮
*下社春宮
参拝時は16時前でしたので
滞在時間は一番少なくなってしまいました。
道路脇に一番古いとされる下馬橋
ここには昔は川が流れていて
何人も此方で禊をしたそうです。
多分こんな感じか?
(古地図画像はサイトよりお借りしました)
現在は道路の下に暗渠されてますが水の音は今も聞こえてきますよ。
秋宮と同じく此方も神楽殿が前ですね。
注連縄もやはり出雲スタイルでカッコ良し。
奥の神楽殿と社殿はよく秋宮と類似していて境内から聴こえてきたボランティアさんの話ですとどうやら宮大工さん達に競わせて建築されたそう。現代でいうコンペだったのでしょう。
事前に同じ設計図を用意した?
もしくは事前に漏洩したのか?
何にせよ了両下社は建築美を楽しむ楽しみもある訳ですね。
秋宮の神様は春宮と秋宮をシーズン毎に移動するらしいのです。
此方はどちらかと言えば別の神様のという雰囲気がします。あの女神様でなく武神ピリピリ系でもなく素朴で落ち着いた神様なのかな?いや、そんな気がしただけですけど。(⇦ただのイタイ妄想です)
拝殿は黒で印象的
横から
ガイドさんが彫刻を是非ご覧に!と教えて頂きまして、中を除くと柱に巻き付く龍神様。
何と倶利伽羅神のよう。
こ御神体は奥に御神木が見えました。
無事参拝出来たお礼をしました。この時間帯は小雨から少し強めに雨が降りましたね。境内の清々しさが一層際立ちます。社殿を降り
春宮の脇に勢いのよい砥川が流れておりその中洲に浮島社が有ります。桜井さんの著書で紹介されてましたね。
ここは祓戸大神様が祀られてました。
ここメチャクチャ気持ち良いですね。
生きる水流に囲まれているので護岸工事された人工島の様なんですが、一番自然と密な感じです。溢れる清流のせいか中洲に居るだけで絶えず禊をされてる気持ちになります。
此処でお参り出来た事を感謝し祝詞を奉納しました。川の上流から水流の向きでや緩やかな風が吹いていたのですが、お参りしてる間!風が変わり四方八方から爽やかに包まれました。
少し疲れていたのですが疲れも吹き飛ぶ
爽快な風の中に居れました。
ホント有難い。
万治仏も印象的ですが僕は浮島社がマスト。
お参りして良かった。
以上で諏訪3社参りが終わりました。
以前は全く興味が無かったシナノノクニでしたが、今年の春からトントンと意識が向いております。
神話世界というだけではなく、山深い信州には古代から数多の国津神(先住民族)がいたのでしょう。元よりこの地で暮らす民族、北から川を下ってきた人々、東進する大和政権と紛争、融合そして現代に息づくDNA。
この後信州の古代民族が気になり少しばかり本などを読みました。がとても難しくサッパリ理解出来ない事も有りますが、冒頭の一文が全てを物語っておりました。それは
「日本には天皇がいっぱいいた。あちらこちらにもいた。大和の天皇も諏訪神社の大祝天皇も同格だった。ただ経済力が強く、支持者の多かった大和朝廷が勝っただけのことだ 」
きっとそんなだったのかもなーと思うのです。