三峯神社 小護符から大符へ
コロナ禍の外出自粛から始まり休日の連続する悪天候などにて年に数回は参拝する三峯神社に漸くご挨拶をしに出向いた。
僕がとても気に入っていたのは小さな眷属神のお守り。気守りでは無いタイプの眷属様の御姿が描かれているプラのケースに入ったシンプルなお守りだ。此方を返却しなければと思い立つこと1年を超え漸く8月の前半に向かった。
普段なら3時間で到着するのだが、その日は高速を降りてからの鬼の渋滞にハマり到着したのが14:30と遅め。多分4時間以上は優にかかっている。何にせよ到着だ。
先ずは参拝へと向かうと見た事無いくらい拝殿の前が空いていた。
有り難い、パーキングは満車に近いのだが(謎) 後続の人も少ないのでゆっくりと参拝する。
自由に参拝もままならないこのご時世、
無事辿り着けただけでも良いのかも。
社務所付近にてお世話になったお守りを返却し
新しい物をお分ち頂こうとするとナント!
例のアレが無いっ!。
この様な時期であるからであろうか?お守りやお札などの種類がミニマムに限定されていた。
迷いに迷い、、(お守りも無いので)
眷属様の御姿札を頂くことに決めた。これは
いわゆる御眷属神拝借のお札とは別札で玄関に
貼る古来から'"狼の護符"として信仰されてきたものだ。
小さいモノから大きくなったなーと不思議な感覚。此方をお分ち頂き、家に飾らせて頂く事にした
ふと振り返ると霧が社殿裏から降りてきた。
思いがけなく"狼の護符"を手にする。
ならばと
お借屋にご挨拶に伺う事にした。
UMAとカレーパン
芦ノ湖のほとりを歩きながら
Bakery&Table箱根へパンを買いがてらパーキングに戻るつもりでした。この日の芦ノ湖はどオンショア(水面から吹く強風)にて風が強く少し寒くなりました。
インスタ映えする平和の鳥居の賑わい楽しそう!あーあと20歳若かったら自分もやってんなーと笑顔になります。
その鳥居を正面に左に少し散策道を歩きます。やがて左手に箱根神社の船庫が見えてきます。
(画像をサイトよりお借りしました)
こちらには九頭龍社の夏の神事で使う
この様な舟が保管されてるそう。
龍神様への御供舟(*画像はお借りしました)
舟庫の前の橋の真ん中辺りを通過する時に
不思議な体験をしました。
ふと湖水を見ると水面上を何かが滑り?(走り)現れたのを目撃しました。説明は難しいのですが、、霧?水蒸気?雲?で形取られた龍、タツノオトシゴの大きな、もしくは蛇のような形体。頭を上、尾を下に。遠目で高さ5M程度、そんなに大きくはないです。説明し難いので、、
(画像を合成し近いイメージにしました)
風は随時強めに吹いていたのでその自然現象であれば雲の様な物体は然りに現れて良いと思うのですが、、その後現れず。
妻にあれ見た?と聞くと頷き絶対UMAだと。いやいやあれは龍神だ神使だと(私)
いや絶対UMAだと(妻)。そうね捉え方は其々ですので良いのですけど。
この日は時間と天候の関係で訪れなかったのですが九頭龍社本宮には白龍社もあるそう。
白龍神のお使いかな?何にせよ日を改めて行こうと思います。
*
Bakery&Table箱根にてランチのパンを幾つか購入。定番ですが此方のカレーパン超絶美味いです。生地は薄目、大きな卵。味
表面はサクサクしてルーが自分好み。
ホクホクと買い物終えて無料パーキングに戻るべく湖ほとりを歩いてると、再びあの白い雲(霧)が水面から我々の方へ向かって来るのが分かりました。(互いに話してませんが)アレだと分かってましたので歩みを止めて待っていました。
波は岸辺に打ち付け
やがて我々の身体を通過するかの様に
咆哮にも似た大きな音と共に突き抜けて行きました。冷静に湖畔の水蒸気を強風で偶然被ったダケと言えばそうかもしれませんけど。
ただ説明の出来ないことって有りますね。
我々だけ見て我々だけ体感出来たのです。
箱根ってやっぱり龍が座すとんでもなく凄い神社なんだと改めて認識した次第です。
後日私は箱根神社の事をほぼ知らないと気づきました。有数の温泉観光地と歴史ある神社という事ぐらい。
少し知りたいとこんな本をAmazonで購入
次回、九頭竜社、白龍社を巡る前迄には
多少なりとも知識を入れとくべきと思う次第です。
*
九頭龍神社本宮はコロナ禍により半年後になりました。
箱根神社
結局その日はノリで箱根に一泊しました。前日の元宮初参拝にて、山(箱根)の雰囲気がとても気に入ったのと私にしては珍しく御朱印欲しいなーとか思ったのです。
箱根神社は近いと言えば近いですが参拝は5年ぶり。今回は箱根神社をゆっくりと歩きたかったので芦ノ湖付近の無料パーキングに。
1台だけ空いてました!ラッキー!
参道
杉の木の香りが気持ち良い
苔むす感良いですね。
5年前の初詣に来た時は余りに寒くて何も見てません。
狛犬&獅子様 モフモフしてます。こちらでなく上空を見てますね?何故?
やがて拝殿に。賑やかでした。
細工が美しい!
ご挨拶済ませて九頭龍社新宮へと、、
とその前に御鎮座されている此方にとても興味惹かれて暫く拝見。
高根神社合祀社、駒形神社
「高根権現の神様、稲荷社、春日社、天神社
山神社、吾妻社」をお祀りされてます。
駒形権現の神様は前日に元宮でご挨拶しました。此方で立札を読むとどうやら箱根では本社に次ぐ位の神仏だそう。てことは此処はスルー出来ないですね。有り難くお参りさせて頂きました。
此方の合祀社ですがお社扉のかんぬき錠の細工が見事!日本の職人の技術は凄いなぁーと惚れ惚れ。金龍です。
そんなこんなで何故か珍しく
しつ〜こく合祀外を見学してまして。九頭龍社神宮を忘れてました。突然隣の無人の仮設フェンス製の開閉扉が1度強めにバン!となりまして。周りもウォ!っと驚いたり。
いや、境内には風吹いてないしフェンスだよな〜と(謎)
龍神水の付近が工事中だったようで外からは来れず合祀社脇の仮設開閉扉から九頭龍社新宮へ。
人の出入りは多少有るのですが我々が参拝してる間はどなたも来られずゆっくりと参拝拝見できました。祝詞を奏上し終え戻ろうとすると突然大勢の方々がワッと並び人で溢れました。
凄い人気ですね。
紅い美しいお社、蒼と白の龍神様の絵が
奥に有りました。九頭龍と名の付く龍神様というので頭が九つの龍神様を想像してました。もしや9色の龍神様だったり?
後に知ったのですが九頭龍社は恋愛に強い縁結びで有名だそうで。
皆さん良い御縁を頂くと良いですね。
僕も仕事の御縁を頼めば良かったww
願い事って現地に行くと何故か忘れるんですよね。
龍神水
お参りを終えて下の茶屋にてお汁粉
寒かったので嬉しいですねー
横のトレイルラン姿の人の話が耳に入った来ましてお餅もさる事ながら此方のうどん絶品らしいです。其方で神棚用の箱根のお酒を購入しました。直会にて速攻頂きましたがとてもクリアでフルーティな味でしたよ。
次回はうどんも頂きたいですね。
箱根元宮
2020年初春
伊勢に行こうと年明けから調整していたのですが連休が上手く取れずに頓挫してました。
行ける場所も限られるわけで、まして春一番が吹く予報となると長年波乗りをやっている私としては後ろ髪を引かれつつ地元を離れられません。
伊豆か箱根か?とにかく海に近いところ。
ウネリ的に伊豆と決断し板とウエットを積んで出かけてみたものの、小田原を過ぎた辺りで衝動的に箱根に向かいたくなり気がつけば山を登ってました。
妻はビックリ!「いいの?」
時々こんな事あります(涙) 意思とは猛烈に反して自分でもわからないのですけども。まぁそんな時はその流れに身を任すのが一番面白いというのも経験上分かってます。
平日という事も有り数十分で箱根園に到着。そこから駒ヶ岳ロープウェイにて登拝。
富士山が素晴らしい。
頂上へ到着すると外国人グループと日本人数名。なんか彼らメチャクチャ薄着なんですけどw
どうか旅の間に風邪引かないと良いなーと願いました。暖冬とはいえ標高1300m級の駒ヶ岳の頂上ですからね、風はとても強く寒いのです。
山頂には高い木が生えておらず広陵とした
熊笹の丘は黄緑色でした。遮るものものの無い空間に赤いお社が見えます。
蒼い空も助けて幻想的
新緑の頃は美しいでしょうね。けど
寒い冬だから雪冠の富士も楽しめるんですが
歩いていくとやがて!
里宮も良いけどやはり山の社殿って
好きだなぁと。
手前の岩は多分古代の磐座
お賽銭が狛犬の頭上に山盛りに乗せられてましてたので一言申し上げて失礼ながら退かせて下ろし差し上げました。そもそも狛犬様の御身体に触れるのも憚れるのですが(神使様ですので)
乗せるのは更に良くないかなと。
で、少し雰囲気明るくなりました。
(の様な気がしただけです)
さて拝殿にて。お参りさせて頂きました。
平日ですので宮司さまは不在です。
ここが神殿でないのは古来より正面の神山を御神体として拝するのからとの事。
西部グループの祖 堤康二郎さん寄付による再建のお社です。右奥には近づけませんが山のお社的な祠が有りました。
別日に箱根の御山を別アングルから撮影。下の山画像の超右端が駒ヶ岳、対をなす神山は正面、ポコっと尖ってるのは冠岳、左の白いのは大涌谷周辺です。箱根は忘れがちですが活火山なのですね。
拝殿横には古代祭祀場です。
古代の人々は何を願ったのでしょうか?
生きる事、天気、食、人間関係、仕事.恋
それは現代に至るまで人間の願いとは然程
変わらないと思うのです。
標高100m違いですが県内の霊山大山阿夫利の山頂にも縄文土器の出土があったそうです。
地形は異なるとはいえ古代の凄さよ。
神を拝する御山に楽にロープウェイで登拝できるこの時代に感謝です。自然の風に包まれてるとそれだけで穢れを払ってくれてる気がするのは私だけでしょうか?
ハイキングコースはここ数年の火山ガス
や災害による影響にて何らかの規制されてるようです。登山される方は事前にご確認下さいね。
箱根には龍神の伝説が
有ります。
山頂を優雅に泳いでいるのでしょうか?
河口浅間神社 母の白滝
木花咲耶様の姑神をお祀りしていると言われる滝を目指してみました。
途中に話題のインスタポイント
若い方達が楽しそうに撮影していましたよ。
微笑ましくなりますね。しかし周りはなんとも
整備された植林地だなーと思ってまして、後日知ったのが此方のプロジェクト
さくらラインプロジェクト/千年先に残る一大プロジェクト 浅間白滝さくらラインプロジェクト
桜に名前が残るなんて素敵です。
余談ですがサイトを見て気づいたのですが!河口浅間神社の拝殿にて私が会った太鼓ドーン&ガハハの地元の方は此方の宮司様だったかもしれません。
さて
河口浅間神社の裏手の山にある滝ですね。
多分ハイキングレベルで下の神社からでも歩いても行けます。(先達の外国人ハイカー達と会いましたので)あ余り時間に猶予が無かった私達は車にて。舗装道の最果てにパーキングも数台駐車出来ます。
パーキングの前にはネイティブアメリカンの
ティピ風のカフェがありました。少し寒くなってきたので休憩。雰囲気のあるオーナーさんがゆっくりと入れて下さったコーヒーです。
未確認ですが宿泊できんのかな?
此処から見る河口湖と富士の風景が
とても良いのです。
カフェから少し道を降ると鳥居が見えます。
鳥居を過ぎるとすぐに滝の音が
この日は林道の整備をされてる方々がいらっしゃいました。早春にて水量が少なかったのですが直ぐに修験道の雰囲気がわかる滝。
画像はアレですが引きで見ると意外と高いです
昔は此処で禊、滝行をしたそうです。
此方のお社が母の白滝神社
万幡豊秋津師比売命 ひっそりと居られます
(よろづはたとよあきつしひめのみこと)
三ツ峠の登山道があり少し階段を登ると、滝の脇にやはり役行者様、後ろはお不動様かな?
新しいので現代でも滝行してそうですね。
更に登ると父滝もあるそうですがこの日は予定も有り此処で参拝を終えました。
秋になれば周辺の紅葉も綺麗でしょう。
そんなわけでまた訪れなきゃと思ってます。
川口浅間神社
昨年の新倉山浅間神社 - 困ったトキだけカミダノミ御礼参りをしてきました。此方は真冬でも富士山を遥拝できる素晴らしい神社でした。
友人の病気からのあの奇跡的な回復は間違いなく神仏の御加護無しでは成就しかったと私は思っています。
*
さてそこから
少し足を伸ばしてみたのが河口湖。
河口浅間神社です。ここは初めて訪れました。山梨県は昔仕事で1年ほど住んでいましたが河口湖はほぼ初見です。"ほぼ"というのは社会人研修の時に謎のマラソン大会のゴールが思えば恐らくここら辺だったかも?と後から思い出したくらい、すると20数年ぶりですね。
杉の参道は圧感です。
そして中央に小振りなお社が在らせられます。
とても気になる此方は河口浅間神社を最初に建立した判直真貞公(とものあたいまさだ)をお祀りする波多志神社です。参道のど真ん中ですから非常に重要な神様だと思われます。
随身門には豊磐間戸命様、櫛磐間戸命様の
(とよいわまどのみこと)(くしいわまどのみこと)2柱の神様がお祭りされてます。
大抵はスルー(私も)しがちな神様ですが
氏子さんにとても大切にされています。
格子から手を伸ばせば足元に届く様でお酒が奉納されてるのを初めて拝見しました。
狛犬狛獅子さんの顔可愛いです。
古代祭祀石祠の一部
とても綺麗な名前
河口浅間神社は富士山の噴火を鎮める為に
建立されたそうです。
やがて拝殿(暗いですが、、)
外国人バックパッカーの方達が我々より先のタイミングでした。とても静かに丁寧に厳かに見学されていて礼儀正しい方々。笑顔で会釈を交わし彼らと入れ替わりに私達が参拝しました。
私が祝詞を奉上し終わるや否や
何方かが私の横に並び(僕は目を瞑っています) 突然!ドーンと太鼓の音が鳴り響き驚く私。
どうやら地元の方で氏子の方々とガハハと豪快に談笑しながら降りて行かれてました。
なるほど、ここはお参りする際に太鼓を鳴らして良いお社なんですね。
で、右に習い鳴らしてみました。
「ドーン!」ピリリと空気が震えます。
単純に気持ち良いです。空気が変わります。
横にいた妻に目を向けるとまたドン引きでw どうやら祝詞を唱えてる最中に色々あったそうですw
境内を少し散策 何しろ杉が見事な社!
拝殿と本殿を後ろから
境内社も幾つか
此方で素敵なお札を一目惚れで購入しました。木花咲耶様のお姿札をなる物です。流石にお札を画像に写すのは憚れますのでご容赦下さい。(他の浅間神社でもあるのかな?)
そのお札は古代の雰囲気が美しいお姿でした。
雑穀米好きですのでこちらも。
混ぜて炊くと薄ピンクの御飯です。
健康的な物に弱い私w
この後、
急いで滝を見に行ってしまったので失念して
しまいましたが何と奥宮(現在は山宮社)も座すようでした。車で降りてくる時に少し高台にあった彼方かなと?。
という事でいずれ再訪しなくてはと思ってます。そんな素敵な神社でした。
湯河原 素鵞神社
何十年も湯河原へ訪れ御鎮座されてるのは
ずっと知っていましたが初参拝は数年前。
素鵞神社(すが)とお読みします。
サーフィンを終えて気付けば砂浜で2羽の綺麗な揚羽蝶が私の周りを飛んでいました。
そのうちの1羽が足元付近に留まり
綺麗な模様をずーっと見せてくれてました
暑い砂浜なのに大丈夫かな?と心配をよそに
構わず私をホッコリさせてくれました。
コロナが無かった昨年までは、通常真夏の海はサーファーが楽しめるのは8:00まで、それが真夏の海のルールなのです。夏の定額パーキングは9時迄でしたので、それなら素鵞神社へ行ってみるかとふと思い立ち着替えて向かいました。
拝殿へ向かう階段を上ると何より目を引
くとても立派な手水舎。屋根大きいなー
龍がおわしましたよ。
末社も幾つかある中で
珍しいのが歴史ある牛頭天王の祠。
祇園八坂の牛頭天王信仰がココ湯河原にもあったという事ですね。"素鵞"とお読みする神社だけに御祭神は素戔嗚命様になられてます。もしかしたら昔は天王社だったのかもですね。
拝殿の彫刻はビューティフォー、江戸の創建。
当時は細かな華やかな彫刻が流行ったとか。
蝉の抜け殻も。境内にも揚羽や他の蝶
が多く舞ってました。ホンワカしてます。
実この日、海に来るまでは最悪の気分でした。今後怒りをコントロールしようと報告w
朝の境内は清々しく気持ち良いのでポジティブに物事を考えられます。
境内から海を眺められます。この景色が好き
おかしな話ですが私は波乗りを一種の禊と捉えてます。海に浸かると身の周りにあるかもしれない様々な悪いもの(己が練り上げた怒りや負の感情)が落ちる様な気がします。
それまでが嘘の様に心と身体がクリアになるのです。
帰宅したら怒りは収まっていたのですが
別件の新たな問題が浮上。何このタイミング?(笑) 確かに昨日までの怒りなんてコレに比べたら微々たるもの。本当の問題はこれでした。
きっと神様知らせて下さったんだなと。
そんな事で悩む由もなという事ですね。問題の本質は別にあると言う事だったのでしょう。湯河原 素鵞神社の神様、ただ感謝しかありません。
そして良い波もありがとうございました。