小布施 岩松院
小布施の雁田山方面に向かうと
岩松院があります。
此処は曹洞宗の寺院で晩年の葛飾北斎の
「大鳳凰図」が有名です。
仁王門には個性的な阿吽の仁王様に会えます。門の後ろには明るい表情の三面大黒天様
そして観音様がおわしました。
本堂内に入ると先に御本尊様へお参り
くださいと導かれます。
御本尊は釈迦牟尼仏様です。秘仏でなくゆっくりとお参りが出来、お顔を見れるのが優しく嬉しい。般若心経を奉納してきました。
葛飾北斎作の大鳳凰図及び堂内は
当然撮影禁止ですのでネットからお借り
しました。
生き生きとした鳳凰、力の有る絵には
魂が宿ると聞きますが正にその様
堂内を後にして福島正則公の御廟へ
本堂の真裏ですが一面お墓の中に有りました。御廟ですもんね。当たり前か。
入り口にて大きなトカゲ君にあいました。
子供の様にテンション上がりますw
御廟は奥は全然見えません。
正則公はこの地で亡くなって遺骨は
岩松院と京都へと別れたそうです。
般若心経をと、、思いましたが今回は軽く
消災呪を控えめに。
御廟から伝わってくる雰囲気は凛とした
イメージ、強面で無骨な豪将イメージ先行する正則公ですが私にはどうも実直で物静かな、寡黙な、人だった気がします。
晩年をこの地でお過ごしになったからかな?
最後まで豊臣家の事を大切に思っていながら
不器用さ故に翻弄された様です。
豊国廟の秀吉公の事、関ヶ原の事、私の事
一方的に話しました。
絶対きっとそんでお前誰やねん?
と思ったでしょうね。
終事私以外は誰も参拝しませんでした。
歴史ファンにはたまらないですが、
何というかもう少しお参りすると良いのになと、勝手ながら。
でも正則公はこの地でとても領民から信頼されていたのだなとは伝わりました。
冬には一面雪に埋もれる小布施
冬季は御廟参拝は出来ません。
この小さな街からずっと豊臣家を思って
いたに違いないなぁと思いました。
なんとも言えない少しだけ哀しい雰囲気が漂っていました。
小布施に行かれ時は是非